一昨日の金曜日
ディの運転手Kさんが亡くなりました。
事故でした。
Kさんはディができたときから勤めていて、とても運転の上手な職員に一番信頼のあった運転手さんです。
とても車を大事にする方で、車に傷をつけたことのない方でした。
とても狭い曲がりくねった道でもバックで進入します。その運転技には皆びっくりいしていました。
とても静かな方で優しい方でした。
とても仕事にまじめな方で、新人職員には、リフトの操作や、車椅子の方の乗り降りなどは、自らがやっていました。ベテランさんにはまかせるのですが、新人さんではふあんだったのでしょうね。大変だったと思います。
私も最初は言われることだけをやっていました。ちょっととっつきにくいところもあって、なkなか話ができませんでした。
最近になって少しづつ、車椅子の方の乗り降りやリフトの操作などをやってもおこられなくなりました。お話も少しづつするようになって、冗談を言ったり、あちらから「もうあがり?おつかれさん」などと声をかけていただくようになった、ちょっぴりうれしくなっていました。
仲のよかった運転手さんには、最近疲れ気味だといっていてようです。
奥様には「やっと明日お休みになる」と喜んでいたそうです。
毎日続く猛暑で疲れていたと思います。とてもスリムな方で・・、68歳と年齢もあり機敏に動かれる方ではないので、私たちは「大変そうだよね」と話していました。
でもその反面会社には「もっと出を増やしてもいいよ」と勤務表の休みのところを消して出にしていたそうです。自分で元気付けていたのでしょうか?
そんな方が亡くなりました。
しかも自分がいつも運転している会社の車に轢かれて・・・。
退社の支度をしていたとき同僚の若い子が飛び込んできて「Kさんが轢かれた」とさけんだんです。
そのちょっと前に仕事が終わり車の後ろの扉を閉めている姿を見ていて私は、何のことと思いました「どこで?」「駐車場、キャラバンに」。「救急車呼ばなきゃ」そこへもう一人の同僚が「救急車呼んで早く」と飛びこんできました。
主任があわてて「救急車、110番・え、119番」[119番」
私は二人の同僚の後を追って駐車場に駆けつけました。
すでに車の下から体は出ており体中血だらけ、男性の同僚が頭に毛布を当てて抱えていました。
先生も駆けつけKさんに呼びかけました返答があります。意識はあるようです。ほっとしました。
救急車のくるのがとても長く感じられました。
救急車が来て応急処置をしている間に奥様が見えました。
救急車に奥様と職員が一人ついていくようにということで、その場でついていける状態にあったのは私だけで、一緒に病院までいきました。最初に発見した二人は警察が来るので待つことになりました。後で聞いたら二人とも車の運転ができなくなり家族に迎えに来てもらったようです。
救急車の中でもKさんの意識レベルは普通で、救命士さんの質問にちゃんと答えていました。
その話によると、会社の車と自分の車を入れ替えるとき、会社の車のエンジンをかけたままギアをパーキングにしないでドライブのままセカンドブレーキを轢いたらしい。自分の車のエンジンをかけたとき、会社の車が動き出したので止めようとして轢かれてしまったということでした。
病院について、待合室に残された私と奥様。初対面ですし何を話しかけていいのかもわからない。
おうちでのご様子や、会社でのことなどをはなしていた。
そのうち奥様がが呼ばれました。「頭もぶっているらしいけれど、整形外科の先生と相談してから手術をする」というはなしだったらしい。
「すぐにしないということは、そんなにひどくないということですよね」と変な慰め。
また呼ばれました。今度は「骨盤が骨折している。やせているので複雑骨折をしているので、すぐ手術をする。いまからそのためのレントゲン検査をする」ということでした。
奥様は「腰じゃあ長くなるわね」とつぶやいた。
私は「そうですね、でもきっとKさん頑張り屋さんだから、リハビリも頑張りますよ」
私も奥様もそんなに深刻には考えていなかった。手術が終われば治ると・・・・。
待つ間奥様が何度も「悪いからタクシーで帰って」と何度も言われた。
私は「会社の人が迎えに来ますからいいですよ。そんなに気を使わないでください」とこたえる。
1時間半ほどして迎えの車で私は帰ることに、奥様は車を取りに一緒に会社まで。
そのときK さんは、レントゲン室にいた。
私が帰宅して食事を済まし、主任に電話したのが9時30分。
「言っていいのか」・・・・主任の声が口ごもる。
「何があったの?」私。「うーん。連絡網で回るから・・・・・。なくなった」
「えっ!」「出血多量で・・・」「そんなこと言ってなかったのに」
私が、病院を後にして1時間ほどで亡くなってしまった。
「そんな」奥様一人にしてこなければよかった・・・・。
結局骨盤骨折による出血多量によるショック死ということでした。
昨日私たちは・・・皆。ショックで・・・。
でも、利用者さんは関係ないので・・・。気持ちを切り替えて仕事しました。
いろんな不運が重なって・・・・・。
あれだけ車が好きで車を大事にしていたKさんが、その車に轢かれて死ぬなんて・・・。
なんだかいまだに考えられません。
新聞でもテレビでもその事故のことは報じられ・・・利用者さんと家族も知ることととなりました。送迎のときに聞かれることを思うと、少し気持ちが重いです。
明日が通夜です。
仕事が終わったら皆で行きます。
ご冥福を祈りしかありません。
「Kさんありがとう」
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